セッション終了との言葉をいただいてから
数日が経ちました。
今も散歩は穏やかに行けています。
セッションを振り返って…相談前のリコは興奮しやすく、モノへの執着も強く私たちを噛んだこともありました。
悩んで悩んで、しつけ本を何冊も読み、教室にも相談したしトレーナーさんにも来てもらいましたが興奮と執着は収まらず。
噛むことや執着を叱ろうとしても、 「噛む犬は本当はとても弱虫なんです。怖くてたまらないんです。
怖がらせてはいけません」とも言われ、
毎日モノを落としてはいけない…と緊張し、
もうどう接したらいいかわからなくなっていました。
ますみさんに相談するのも
「何を試しても同じかも…」とずっと迷っていたんですが、
今回思いきってみたんです。
最初に犬という生き物・フレンチブルドッグという犬種、
未去勢のオスの本能…本当に様々なことを教えてもらい、
考える中で、リコはビビりではない、と教えられた時は本当にびっくりしました。
自信家でやる気満々…なのがリコだったんです。
そして、それを理解できずに増長させていたのが私たちでした。
根源は「親」である私たちの意識とリーダーシップにあったんです。
ますみさんは散歩をまず変え、
私たちが「連れていく」意識になることの重要性を丁寧に説明してくださいました。
ところがいざ実践しても、
リコはまあ頑固で最初うちは全然歩かず、私もへこみがちでした。
でも、根気よく教えてくださりまた励ましてくださったおかげで、
「ちょいちょい」でのそのそ歩きだしたときは嬉しかったです…!
そこからはさらに散歩のレベルをあげつつ、
家の中での接し方・トレーニングも教えていただきました。
散歩もどんどん歩くようになり、
ひっぱらないことの快適さを我々もリコも実感しだした頃合いをみて、
「出せ」をリードなしでやってみてと言われた時は、
今までそれで噛まれただけにこちらが緊張してしまいました。
が、「出せ!」で口の物を離した時は心の中で嬉しいよりも先に、
「ひえええ~!リコが出したぁ!!」と仰天してしまいました。
「リコとの関係が変わったからですよ」とさらりとおっしゃいましたが、
ホントに嬉しかったです。
ますみさんはとても一生懸命こちらの様子を知ろうとしてくださるので、私もへたっぴながら一生懸命メールと動画を送りました。
そしてまたそれに応えてくれるのです。
決してできないことを責めたりしないで、
様々なたとえ話から、いろいろな目線で何度も教えてくれるのです。
いただいたメールは何度も何度も読み返しました。
そうすると不思議といろいろ考えるようになり、
たとえば今まで何とも思ってなかったサークル飼いも、
実は犬には全く無意味なハウスであることに気づいたりしました。
クレートを正しく使いだしてからリコが警戒吠えをしなくなった、
というのも実はすごく当たり前のこと。
安心できるところにいるわけですから。
散歩時間の長短も犬の満足には関係ないこと…
正しい散歩ができれば。
留守中に不必要なスペースを犬に与えるとかえって不安を煽ること…。
目からうろこのことばかりのようですが、
犬という動物を正しく理解すれば、
実はあまり難しくないことなんじゃないかな、と今では思います。
ペットブームの日本ではどうしても犬は擬人化されてしまい、
なんだか人間のような扱われ方をしています。
今まではそれで過ごしてきてしまいましたが、
「犬」は「犬」なんです。人間とは違う「生き物」なんです。
犬の問題行動だけを取り上げて悩む前に、
「犬」という生き物を理解し、尊重することが
まず第一歩なのではないかと思うようになりました。
残念なことに、ペット事業的にもそれはなかなか
取り上げられないことでもありますが。
とはいえ、私もまだまだです。
試行錯誤の日々ですが、ますみさんのおかげで確実に前進していけるように思います。
ためらっていた去勢にも踏み切る決心がつきました。
「痛い思いさせなくても、歳とともに落ち着くだろう」と考えていましたが、
しないことによる現在のストレスは相当のものであること、
抑えきれない本能の問題…詳しく教えていただけて、やっと決断できました。
これも我が家には大きな一歩です。
まだまだ課題はあるのですが、
解決の糸口が見えてきたのは本当に嬉しいことです。
リコがこんなに暴れん坊だから…とあきらめてましたが、
将来もう一頭迎える夢ももう一度考えられるかもしれません。
正しく理解し、コントロールするのは私たちなんですから。
ますみさんのブログ・メルマガをずっと参考にさせていただきます。
最後にますみさんとリコに向けて宣言いたします…。
「リコ!おまえは大事なうちの子だよ!パパとママとお姉ちゃんが一生守るよ!
これからもたくさんお散歩して、ず~っといっしょにいようね!!」
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