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ブルテリアミックス 攻撃性, 吠え, 散歩での引っぱり, 跳びかかり, 拾い食い, 多頭飼での悩


東京、世田谷でMブルテリアのはるるん(2歳 オス)とパダックスのぽちち(2歳 オス)と暮らしています。


昨年夏あたりからはるるん(以下、はる)の他の犬に対しての威嚇、飛びつき、吠えが酷く、散歩中に出会う犬をどうやって回避しようかと毎回ピリピリしておりました。


何度かトレーナーの方にお願いして、口輪をつけてのトレーニングなどをしましたが治まらず、「ガウガウ犬」のレッテルを貼られ姿が見えただけで避けられてしまう事も多く、このままではいけないと思いつつも、正直どうしたらいいのか…。


別の方からも「犬種もあるし無理にトレーニングをした所で治るものではないから諦めた方が良い」と言われたこともありますが、どうしても諦めきれず…というか私が諦めたらお終いだという危機感があったし、このまま長い人生毎日ヒヤヒヤしながら生きるなんてまっぴら!必ず何か方法があるはずだと日々思っていました。


そんな時ひょんな事からますみさんのブログの紹介文の「安楽死からの再出発。保護犬問題犬の更生」という箇所が目に飛び込んできまして、釘付けになってしまいました。


それがますみさんとの出会いだった訳ですが、その瞬間何かが閃いたっていうか、ここならひょっとして?という感ですね、最初は。ますみさんのHPを隅から隅まで目を通して、メルマガを申し込んで、読み終わったその足で(ってどこにも行ってないけど…)、メールセッションを申し込みました。


申し込んだその日はものすごく寒い日、ますみさんが東京でセッションをやっていたまさに当日だったのを覚えています。あ~もう少し早かったらセッションを申し込んでいたのに!ってかなり残念に思いましたけど、結果的に準備期間があって良かったと思います。


セッション前にはるの問題行動について色々検証してみました。他の犬に対しての問題もですが、あらためてよく考えてみると出てくる出てくる(汗)。


散歩中の拾い食いに食糞癖、ぽちちの寝込みは襲うわ、布団に入れりゃぁ足に噛み付くわ、娘に威嚇して飛びかかるわ、上げればきりがないくらい…(冷汗)。でも我慢したり諦めたりで、「とにかく人様に怪我だけはさせない様にしなければ!」って言う所だけを意識していて、本当のはるの状態なんて見る事もしないダメ飼い主をやっていました。


パダックスのぽちちはというと、威嚇したり噛み付いたりしないし穏やかなのでこれと言って問題行動なんか無いと思い込んでおりました。ところがどっこい!散歩中の拾い食いは凄いし、落ち着きはないし、引っぱりも強い。


でも困った状態だとは夢にも思っていなかったんです。なぜなら、はるよりも力が弱いから引っ張っても大した事ないし、拾い食いしても口を開けて取り出す事も簡単だし…で、別に私たちが我慢していれば生活には支障はないですから。


しかしそういう考え方がどれだけ犬を飼うという事に無責任な事であるか、そして犬を不幸にしている原因であるかをセッションが始まってますみさんの一言一言で思い知ることになった訳です。


はるとぽちちの問題行動の原因は、はるとぽちちが悪いのではなく飼い主である私たちにあった!


このことは躾本や色んなカリスマと呼ばれるトレーナーさんのHPでも目にした事はありました。しかし本質を間違えると自分の犬の問題行動を解決することはできないし、第一にどれだけ躾の本やDVD、また実際のトレーナーさんに聞いても肝心要の事はわからない…。


自分の犬をどうにかする為の一番聞きたい情報が得られない。それにご褒美を使うトレーニングをやって表面的に犬が言う事を聞いたとしても、犬との繋がりが本物だとは言い切れない。


セッションが始まってメールをやり取りするなかでダメ出しもいっぱいもらって(笑)、でもそのお陰でひたすら反省と気づき、そして希望が怒濤の様に押し寄せる日々。


それにしても、ますみさんからのメールを毎日ワクワクしながら読み、貰った課題をあれこれ悪戦苦闘しながら実践する時間は本当に楽しかった♪♪

ますみさんのセッションと他のトレーナーさんとの大きな違いはやはり飼い主が自分の犬をきちんとハンドリング出来るようになる事だと思います。


家に来てトレーニングをしてくれるトレーナーさんでも、ここまで細かく飼い主の心構えをつけてくれる人はそんなにはいないでしょう。飼い主も見よう見まねでトレーナーさんのやる事をやりはするけれど、何故か同じようにはいかない。


「先生の前ではいい子なんですけど、自分たちがやるとどうも言う事を聞かないですよ」って言う飼い主さんも多いのではないかと思います。


でもますみさんは違いましたね。実際ますみさんは現場にはいない訳で、やるのは飼い主である私たち。しかし確実に結果がついてくる。


セッションが始まる前は正直メールでどこまで出来るんだろうって思っていました。しかしますみさんが側にいるかどうかが問題ではなく、飼い主である私たちがどうかって言う事が大事な訳で、ますみさんは遠隔操作でそこの所を的確に(どっかで見てる?って感じるほど: 笑)


アドバイスしてくれるし、尚かつはるが何故他の犬の飛びついたり威嚇してきたのか、拾い食いをしながら歩いていたのかをはるの目線で納得いく説明をしてくれて、それが凄くわかりやすくてますみさんから貰う課題をこなす意味がストンと腑におちるから、安心してセッションを続けることができました。


本当にますみさんって、飼い主への動機付けの天才だと私は思います。

トレーナーさんがどんだけ凄腕だったとしても、飼い主がしっかりとした心構えが無ければ犬は変わらない。


その点ますみさんはまず飼い主の考え方をきちんと整理して、私たち飼い主が、ちゃんとますみさんと同じスタートラインに立っていると自覚しているかどうかって所から始まる訳です。受けてみて本当に実感するのは、この部分でした。そうでないと自分の犬を幸せにすることはできないし、自分でハンドリングする事は不可能だと思います。要は他力本願では上手く行かないという事。


「ますみさんに頼めばどうにかしてくれる」と思う人はますみさんのノウハウを無駄にしてしまうから、もしますみさんのセッションを受けたいと思うなら、まずはメルマガをきっちり読み込むことがご自分の犬を幸せにする最短距離になると思います。


トレーナーさんとかに自分の犬を変えてもらって感動してもすぐに忘れてしまうけど、ますみさんのアドバイスをちゃんと聞いて自分で自分の犬のトレーニングを実践しコントロール出来る様になった時の感動は魂が揺さぶられるくらい本当に嬉しいし感激しますよ。それに身体が覚える事で一生忘れない自分の身にしっかりと根付いた術になると思います。


実践初日からあれよあれよという間に変わっていくはるの変化に私たちの方が追いついていかず、驚きのあまりあんぐり口が開いたままって事もしばしば…。


何をやってもどうにもならなかった問題が一瞬にして片がついている。本当に我が目を疑いました。それも自分のハンドリングでですよ!まったく信じられませんでした。


そして「散歩」ってこんなに楽しいものだったんだって、知ってるつもりだったけど全く知らなかった世界に飛び込んだって感じでした。その日からはるの緊張感も消え穏やかになって、ハウスに入っていてもぐっすり眠れるようになったようで、イライラが無いはるの目付きはとってもつぶらで可愛いくなりました。もちろん私たちも散歩中のストレスから解放されたのは言うまでもありません。


ぽちちも含め2クールのセッションをお願いしましたが、散歩は見事にリードを「しの字」で、私たちにぴったりとくっ付いて歩き、なんと拾い食いは実践初日で一発オッケー!はるは他に犬がいても知らん顔して通り過ぎ、また近くにいても知らん顔して座ってじっとマテが出来るようになりました。


はるぽちのそばで私たちが何かを食べても、クレクレ攻撃もなく、お陰で食事がのんびり出来るしドッグカフェにも行ける。家の中では無駄吠えもなく、ぽちちや私たちの足や娘を襲う事が無くなって、ソファで2頭並んで寝転んでまったり。


それはそれは穏やかな生活が出来る様になりました。

そして、はるが落ち着いてきたと同時に今までほとんど気にした事も無いことにも気がつくようになりました。


今までは犬同士挨拶したり遊んだり出来るわんこを羨ましいなぁと思っていました。しかし実践が始まって、犬の心理、リーダーウォークの本当の意味や挨拶の礼儀なるものを学び、みるみる落ち着くはるを見ながら同時にあまりにも犬社会の礼儀をわきまえないというか、犬を擬人化し人間の基準でものを考える残念な飼い主&可哀想な犬たちが多い事にひっくり返りそうになりました。


ほとんどの飼い主さんは犬が行きたい所に引っ張られ、他の犬に近づくときも勝手に顔面付き合わせる様に寄ってくる。「うちはわんこも人間も大好きなんです」って言いながら、時折「◯◯ちゃんだめよぉ~」くらいの声掛けのみで、飼い主同士の井戸端会議に夢中で犬はやりたい放題。


悲しいかな私もちょっと前までそこの住人だった訳ですけど…。

元々「ガウガウのはるちゃん」を知っている方はころっと落ち着いたはるを見てそれはもうびっくり!しかし誰一人として「どうやったの?」って聞いてくる人がいない。それって自分の犬は大丈夫って言う自信があるんでしょうね。


しかし色んな事がわかってからその犬たちを見ると、いつも耳としっぽをピンと立て、緊張してドミナントな状態であるにもかかわらず、小型犬だから大丈夫とか、遊んでいるだけだからとか飼い主が良い様に解釈してるだけで、犬たちはちっとも嬉しそうじゃなく、反対に緊張して自分のテリトリーを守ろうと必死になっている様にさえ見える。


はるが私の後ろでおとなしく座って他の犬をシカトしていると、「元気がなくなっちゃったね」とか、首輪を見て「痛いのしてるんだ~」って可哀想~ってな目で見てる。どっちが可哀想なんだ!って、あまりにも意識が低すぎるだろ!って今なら言えるけど、少し前は私も同じだったんだなぁと思うと、ますみさんに会えて本当に良かったとしみじみ思います。


もっと飼い主がちゃんとした情報を得ることができたら、そして気づくことができたら、捨てられたり、育児放棄される犬もいなくなるだろうし、どれだけたくさんの犬たちが幸せに暮らして行けるだろうと思うと、悲しくなってきます。せめて自分の犬には責任ある飼い主として幸せにせにゃぁならんと思うのです。


はるの問題行動があったからこそ、飼い主としての自覚をあらためて考えることができました。そしてバランスの取れた家族というパックを作る術を学ぶことができたし、これからの人生を穏やかで楽しくて幸せに過ごしていけると思います。だからはるに感謝だし、ぽちちに感謝。


そして何よりも、問題点をガッツンガッツン指摘していただき、わかりやすく豪快にそして的確な言葉でアドバイスして下さったますみさんにはどんだけの言葉を持ってきても言い表せないくらい感謝しています。


本当に本当に、ありがとうございました♪

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