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バックナンバー 110 【~飼い主の混乱~】
メールマガジン バックナンバー110号
110号 【~飼い主の混乱~】
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ブログはもう書かない(昔ほど)ということは、随分前に告知しております。
お察しのように、なぜそうしたのか・・・といいますと、数年前から「無料コンテンツ=無責任」ということに、気づいていたからでございます。タイトルに「混乱」ってつけましたが、なぜこのようなことを書こうと思ったのか・・・
それは最近、いろんな『犬の飼い主』さんたちの話(相談)を聞いたからでございまして。うちの保護犬を譲渡した方がいらっしゃいましてね。
譲渡されたときに7、8歳だった犬でしたんで、数年後の今、生きているってのが素晴らしいんですが、その犬の容態がおかしくなってから相談を受けたんです。推定11~13歳くらいの雑種です。とっても大人しいいい子でして、後ろ脚が弱って、自力で立てないっていう相談から始まりました。
床が滑ることを考えて、カーペットを敷いてもらったり、生活環境の見直しを含め、老犬について話をしたんですが、私は獣医ではありませんので、まず獣医に相談するということを真っ先に勧めました。
すると飼い主さんは、半年前には検査を受けたというんです。
血液検査の結果では、特に異常は見当たらず、レントゲン検査では高齢による「関節炎」と判断され、痛み止めを与えるように、半年前に薬を処方されていたようです。
なのに、薬を投与してなかったんです。
なぜ、薬を飲ませなかったのか?を尋ねると、飼い主さんは「犬を飼っている人から、薬の副作用の話をされて」・・・っていうんですよ。
どうやら、同じ関節炎の犬を飼っている友人さんからのアドバイスで、「この薬は危険!」って言われたそうです。犬の個体もさまざま違いますよ。
自分の犬がこうだったからというお節介は、するべきではありません。
するのであれば、あくまでも自分の犬はこうだったよ・・・と、それが大事。正解を押し付けるのではなく、飼い主さんに選ばせるべき。
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