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バックナンバー 29号 【 ～WEAK ENERGY～（弱さ）～】
飼い主の教科書。毎月15日発刊。
【 ～WEAK ENERGY～（弱さ）～】
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まぐまぐを購読の皆さん、今月号の購読、ありがとうございます。 最近、とはいえ、５月の末に日本から帰国してすぐ、今日に至るまで、１ヶ月とちょっとなんですが、 毎日が忙しく、ブログの更新もできずにおりました。
こちらでは、６月から本格的にD911 アカデミーを実施して、日本から来られる方と一緒に シェルターから出したばかりの犬や、人の手の掛かっていない犬などを通じて犬を学んで頂いてます。
今回は、先月、アカデミーに参加されていた方の目の前で起こった事故を振り返って メルマガの題材にすることにしました。 さて、「何が起こった？」ですが・・・・
率直に書きますと、うちのハマーがアシスタントの犬、ゼニーを襲い、またもや病院送りにしてしまった・・・ということです。
以前、セミナーに参加された方のみにですが、ゼニーとハマーの喧嘩でゼニーが受けたダメージの痛々しさ、 生々しさをプロジェクターを使ってお見せしました。
私の中で、犬という動物の本質を語るには、その裏と表、両方を理解するべきだと考えておりますので、 セミナーでは現実に起きたことを画像で見せたり、動画を使ったりして参加した方に見て頂いてます。
犬という動物は、小説の中でも常に人の味方であり、とても理想的に描かれております。 「ラッシー」「忠犬ハチ公」「フランダースの犬」「ベンジー」「ベートーベン」 など、有名ですよね？
犬の利口さを描くもの、犬の従順さ、忠誠心を描くもの、犬のお馬鹿さをさらけ出したもの、 どれも、人間にはこころ和む動物としてしか描かれておりません。
だからこそ、犬を理解できていない人が多いんです。 こういった「理想」や「空想」での小説や映画のみで、犬を理解しようとする人間が、 犬に噛まれた時、犬が犬を襲った時、犬が人を噛んだとき、犬が吠えっぱなしでいうことを聞かないとき、 受けるショックは相当なものになるでしょう。
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